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株式銘柄をファンダメンタルズ分析でスクリーニングするのに便利な定番サイト

株式銘柄をファンダメンタルズ分析でスクリーニングするのに便利な定番サイトWeb メディア

個別銘柄のスクリーニングについて

日本国内の市場に上場する企業数は、2020/11/16 時点で、3,728社になる。

機関投資家・個人投資家を問わず、自身のポートフォリオを最良のものにするために、この中から自身のポートフォリオに加える(投資する)に値する企業を探し出さなければならない。

世界に目を向ければ、約50,000社の企業・投資ファンド・REITが存在している。

もはや、1社ずつ自分の目と手で全件調査することは困難な数であるかもしれない。

そこで、投資案件を絞り込み、投資意思決定プロセスを効率化するために、世の中には様々な株式銘柄の抽出方法(スクリーニング)が存在する。

投資家が100人いれば100通りのスクリーニング手法がある。

  1. ファンダメンタルズ分析
  2. SNS等、検索ヒット数
  3. テクニカル分析
  4. IR/適時開示、アナリストレポート(企業や業界などの個別情報)
  5. ニュース(マクロ経済や政治、社会・生活、技術の変化等)
  6. コーポレートアクション(株式分割、株式併合、株式移転・交換、合併等)
  7. 業種分析・産業分析

ここでは、1. ファンダメンタルズ分析 の視点から、企業が開示している財務諸表データ、適時開示情報を分析することで投資に有利な銘柄を探すのに便利なサイトを紹介することにする。

ファンダメンタルズ分析では、

  1. 企業の財務状況・事業計画・ガバナンス状況
  2. 適時開示情報
  3. 財務分析や企業価値評価の支援ツール

に関する情報が得られるサイトを普段使いのものとして使いこなしたい。

有価証券報告書などの適時開示情報が参照できる

EDINET

  • 正式名称:金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム
  • 英語名称:Electronic Disclosure for Investors’ NETwork
  • 有価証券の発行者の財務内容、事業内容を正確、公平かつ適時に開示することを目的として金融庁が運営
  • 開示文書
    1. 有価証券届出書・訂正有価証券届出書
    2. 発行登録書・訂正発行登録書
    3. 発行登録追補書類
    4. 四半期報告書
    5. 自己株券買付状況報告書・訂正自己株券買付状況報告書
    6. 公開買付届出書・訂正公開買付届出書
    7. 公開買付撤回届出書
    8. 公開買付報告書・訂正公開買付報告書
    9. 意見表明報告書・訂正意見表明報告書
    10. 対質問回答報告書・訂正対質問回答報告書
    11. 大量保有報告書・訂正大量保有報告書
    12. 会社定款・株主総会招集通知(事業報告・計算書類等)・株主総会決議通知
  • 検索して探し当てた資料は、①Web(HTML形式)、②PDF、③XBRLの形式で読み出すことができる
  • 掲載されている資料は、「金融商品取引法第27条の30の3第1項」で定められた 電子開示手続 に則って EDINETの使用を義務付けられているため、資料の信ぴょう性は著しく高いといえる
  • 書類の検索・表示の他、XBRL形式でのダウンロード、XBRLからCSVファイルへの変換、WebAPIでの連携もできる

IR BANK – 企業分析・銘柄発掘

  • EDINETおよび証券取引所が運営するTDNET経由で公開されたXBRLデータ等の情報を元に集計された情報を中心に、本サイトが独自に整理・組み合わせてわかりやすく公開している
  • 主なコンテンツ
    1. マーケット(値上り、値下がり、信用取引、投資部門など)
    2. 空売り残
    3. 届出・調達(行政処分、補助金交付など)
    4. 法人情報
    5. 報告書(適時開示、有価証券、5%ルールなど)
    6. ランキング(監査法人、買い長、売り長、逆日歩など)
    7. スケジュール(決算、株主総会など)
  • 運営機関:info@irbank.net
  • 「イベントチャート」は、株価推移チャートの上に、①IR情報、②適時開示情報、③大量保有(5%ルール)がマッピングされており、クリックすると該当する書類内容を確認できる。
  • この仕様が秀逸で、値動きの背景にあるファンドの大量取得や株価を大きく動かす適時情報開示をトラッキングすることを容易にしてくれる
  • 表示される情報は可視化・構造化されていて検索性・一覧性に優れている
  • 各種データのダウンロードサポート機能が充実している

熱心なファン(個人投資家)が数多くついている。

バフェット・コード

  • 日本と米国の上場会社の公開情報(EDINET他)をもとに、財務分析と公開情報の検索ができる
  • 主な機能
    1. 日米銘柄スクリーニング
      • 財務項目、株価指標、ガバナンス、株主、従業員数など
    2. 株主検索
    3. 企業比較
      • 任意の企業を選択可能
    4. CSV株価ダウンロード(ユーザログイン必要)
    5. 開示書類検索
    6. 決算カレンダー
  • 運営会社:バフェットコード株式会社

↓↓↓ブログカードの画像が取れていないだけで、公式サイトへのリンクは生きている↓↓↓

  • 掲載企業数は、国内上場企業(約3,600社)米国上場企業(約4,300社)
  • よくある質問【FAQ】で、サイト開発の裏話が面白い
  • 有料プラン(スタンダード、プレミアム)では、株価・業績の期間が延長されたり、Web APIやスプレッドシートアドオンが提供される

Ullet(ユーレット)

  • EDINETの他、企業の配信情報、取り上げられているニュース等、分析対象企業のほとんどの情報が手に入る
  • 主な経営指標・財務情報をグラフ等で分かりやすく見える化
  • 検索条件
    • 市場
    • 業種(東証33業種)
    • 指標別業績ランキング
      • 売上高
      • 当期純利益
      • 営業C/F
      • 総資産
      • 現預金等
      • 資本合計
    • 決算状況
    • 平均年収ランキング
  • 主なコンテンツ
    1. 主要経営指標
    2. 決算書
    3. 企業概要
    4. 配信情報
    5. ニュース
    6. 他社比較
  • 運営機関:ullet_info@medigl.com
  • 財務諸表は、経年の棒グラフ、構成比を示す円グラフなどで直感的に分かるようになっている
  • それらグラフの見方を通して、財務分析の基本がコメントが付けられている
  • 注目すべき競合同士の財務諸表比較がすでに用意されている他、任意で比較対象を選ぶこともできる
  • 各種ランキング情報の種類が豊富

国内株式|REUTERS ロイター

  • グローバルな経済ニュース・金融情報の提供サイト
  • >株式市場>国内株式 とメニューを下層に絞って、個別銘柄を選択する
  • 「業績」タブでは、B/S、P/L、フリーキャッシュフローを調べることができる
  • 「業績」タブでは、次の8項目を参照することができる
    1. 価格と出来高(4本値、ベータ値など)
    2. 1株当たり数値(EPSなど)
    3. バリュエーション(PERなど)
    4. 財務健全性(当座比率など)
    5. マージン(営業利益率など)
    6. 経営の有効性(ROEなど)
    7. 伸び率(EBITDA年平均成長率など)
    8. 損益計算書(営業収益など)
  • 運営機関:ロイター(Reuters)(親会社:トムソン・ロイター(Thomson Reuters))
  • B/S、P/L、FCFは、過去5期(年/四半期)のデータを項目ごとに、時系列分析できる
  • これら時系列データにはすべてスパークスラインが設定・表示されているので、トレンド分析を一目でやりやすい
  • 無料サービスで「ベータ値(β値)」が参照できる数少ないソースである
  • これらの項目名は基本的に英語表記である

企業ランキングから検索できる

株式ランキング|Yahoo!ファイナンス

  • 多くの人が参考にしている定番サイトのひとつ
  • 企業ランキングの他、マーケット関連・SNS・信用取引・テクニカル面からのランキングも見ることができる
  • 企業ランキングで選べるのは、東証一部などの市場別に、以下の項目
    1. 設立年月日
    2. 上場年月日
    3. 連結従業員
    4. 単独従業員
    5. 平均年齢
    6. 平均年収
    7. 売上高
    8. 営業利益
    9. 経常利益
    10. 当期利益
    11. 1株当たり当期利益(会社予想)
    12. 総資産
    13. 有利子負債
    14. 資本金
    15. ROA
    16. ROE

ランキング|マーケット|日本経済新聞

  • Yahoo!ファイナンスと同じくらい多くの人が参考にしている定番サイトのひとつ
  • ファンダメンタルズ、バリュエーションの他、マーケット関連・アクセス数面からのランキングも見ることができる
  • 絞り込み条件は2つで、①全国上場かジャスダックかの区別、②日経業種中分類(36業種別)
  • 企業ランキングで選べるファンダメンタルズ、バリュエーションの項目は、以下の通り
    • 投資指標
      1. 予想配当利回り
      2. 予想PER高位
      3. 予想PER低位
      4. PBR高位(実績)
      5. PBR低位(実績)
      6. 株式投資収益率高位
      7. 株式投資収益率低位
      8. β(ベータ)値高位
      9. β(ベータ)値低位
    • 経営指標
      1. 売上高
      2. 営業利益
      3. 経常利益
      4. 当期利益
      5. 経常増益率
      6. ROE
      7. ROA
      8. 総資産
  • 利用ユーザ数は国内TOP級
  • 無料サービスで「ベータ値(β値)」が参照できる数少ないソースである
  • 有料会員の場合は、日経会社情報DIGITALへシームレスに連動
  • 東証33業種ではなく、日経業種中分類(36業種別)に慣れる必要がある

四季報ONLINE

  • 基本的に有料会員でないと利用できない
  • 「スクリーニング」「ランキング」の2つのメニューから企業を検索できる
  • 無料会員でスクリーニング可能な条件は次の3つのみ
    1. 時価総額が大きい
    2. 少ない資金で買える
    3. きょう値上がりした
  • 無料会員が利用できるランキング情報は基本的に株価関連のみ(値上り・値下がり・売買代金・時価総額・信用残など)
  • 「四季報」情報は有料会員のみアクセス可
  • 無料会員の場合でも、株価関連ランキングによる企業検索、ニュース、マーケット情報は一見の価値あり
  • 無料会員の場合でも、週刊東洋経済の関連記事のリンク・見出しを確認するだけでも一見の価値あり

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