業種別コーポレートサイトの整備状況調査【2020年6~7月】結果レポートを作成しました

業種・業界・産業・業態・職種 類語の違い

分類する

企業が営む事業の種類区分を表す言葉

日本語には、様々な企業が営む事業の種類を表す言葉が存在する。

  • 産業
  • 業種
  • 業界
  • 業態

これらを問題視するのは、主に、①就職や転職活動をする人向けの就職情報を提供するサイトや雑誌、②官公庁や企業で統計データを作成する場合のマスタ・コード作成、③顧客を業種・産業別に捉え、自社の組織デザイン(例:業種別営業組織の編成など)に活用する、というシーンが考えられる。

それぞれの語彙が持つ原義の確認と、それぞれの語彙を使って、実際に企業をグルーピングや属性分けをしている状況を実例を用いて整理する。

定義

産業:
社会的な分業として行われる、人間生活に必要な財貨およびサービスの生産または提供に係わるすべての経済活動

定義

業種:
事業や営業の種類そのもの

定義

業界:
同じ産業を営む人々、同じ職種の営む人々、同じ製商品を取り扱う仲間・社会・集合

定義

業態:
特に、小売業や飲食業において、品種・商品構成・価格帯・販売方法など、顧客セグメントごとに定義した店の分類。「フォーマット」ともいう。

産業、業種、業界、業態、職種のそもそもを解説

経済学の発展と共に、まず「産業」が、「産業構造」「産業分類」の形で議論され始めた。次いで、企業が誕生し、企業が営む事業の種類を「産業分類」に当てはめることで、「業種」という言葉が用いられ始めた。

実務的には、多少の入り繰りがあるものの、「産業」をより細かく定義したものを「業種」と一般的にはとらえられている。

「業界」は、事業や営業活動そのものより、そこで働く人に焦点を当てた言葉であるため、就職・転職情報を提供するサイトや書籍では、ほぼ「業種」と同義のように扱われているケースが多い。

ただし、「業界」は、医師や弁護士など、特定の資格を有する者でないと営業できない「職種」や「職業」を表すこともあるため、就職・転職情報を提供するサイト・情報誌では、あわせて「職種」も説明されることが多い。

「職種」は、営業職、サービス職、エンジニアなど、職業のスタイルや仕事の種類を意味するため、通常は「業種」をまたがることが多い。異なる業種とされている製造業にも、金融業にも、営業職は存在するからである。

当然、就職や転職は、人(就活生、転職希望者)が、就労の機会を得るために行うので、企業が営む事業の種類そのものより、どんな社会や集団で仕事をするのかに、説明も焦点が行きがちである。

業種と業界はほとんど同じ意味とするサイトも多いことは、就職・転職希望者の情報収集の目的からしても、それほど重要性はないが、「業種」=「職種」と説明するサイトも中にはあるので、この点は注意しておきたい。

同じ青果を扱う店についても、商店街に立地する個人商店から、より大規模はスーパーマーケット、ドラックストア、ディスカウントストア、コンビニエンスストアなど、立地条件、価格帯、品揃え、販売方法が異なる。これを「業態」「フォーマット」と呼んでいる。

それぞれの簡単な例

産業 - クラークの産業分類

  • 第一次産業(自然界から狩猟、採集)
    • 農業
    • 林業
    • 水産業
  • 第二次産業(自然界から得たものを加工)
    • 製造業
    • 建設業
    • 電気・ガス・水道業
  • 第三次産業(無形財、分配することで富を増やす)
    • 情報通信業
    • 金融業
    • 運輸業
    • 小売業
    • サービス業

業種 - 日本標準産業分類

  • 農業,林業
  • 漁業
  • 鉱業,採石業,砂利採取業
  • 建設業
  • 製造業
  • 電気・ガス・熱供給・水道業
  • 情報通信業
  • 運輸業,郵便業
  • 卸売業,小売業
  • 金融業,保険業
  • 不動産業,物品賃貸業
  • 学術研究,専門・技術サービス業
  • 宿泊業,飲食サービス業
  • 生活関連サービス業,娯楽業
  • 教育,学習支援業
  • 医療,福祉
  • 複合サービス事業
  • サービス業(他に分類されないもの)
  • 公務(他に分類されるものを除く)
  • 分類不能の産業
総務省|統計基準・統計分類|日本標準産業分類(平成25年10月改定)(平成26年4月1日施行)−目次

業界 - マイナビ新卒紹介から

  • メーカー
  • 小売
  • サービス
  • ソフトウェア・通信
  • 商社
  • 金融
  • マスコミ
  • 官公庁・公社・団体

引用 知っておきたい、業界分類一覧と解説|マイナビ新卒紹介

業態 - 経済産業省の商業統計

  1. 百貨店
  2. 総合スーパー
  3. 専門スーパー
  4. コンビニエンスストア
  5. 広義ドラックストア
  6. その他のスーパー
  7. 専門店
  8. 家電大型専門店
  9. 中心店
  10. その他の小売店
  11. 無店舗販売

引用 別表 「業態分類表」

職種 - 厚生労働省編職業分類

  • 管理的職業
  • 専門的・技術的職業
  • 事務的職業
  • 販売の職業
  • サービスの職業
  • 保安の職業
  • 農林漁業の職業
  • 生産工程の職業
  • 輸送・機械運転の職業
  • 建設・採掘の職業
  • 運搬・清掃・包装等の職業
ハローワークインターネットサービス - 職業分類とは

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