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自由民主党の執行部人事(総裁・副総裁・党四役)の歴史

自由民主党の執行部人事(総裁・副総裁・党四役)の歴史 リベラルアーツ
自由民主党の執行部人事の歴史_v1.7
自由民主党の執行部人事の歴史_v1.7
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  • 最終更新日: 2024/1/14

自由民主党の執行部体制

自由民主党の党首は党内においては「総裁」の地位に就く。

「副総裁」は常設ではなく、党則では、平時において総裁を「補佐する」こと、役員会と選挙対策本部への出席以外の権限は特に規定されていない。

総裁の直下に、「幹事長」「総務会長」「政務調査会長」が置かれ、長い間、党三役 の名称で親しまれてきたが、党則にこうした名称の規定はない。

2008年1月、総裁直轄で 「選挙対策委員会長」 を置いて党四役 とした。その後、2009年12月に一旦格下げになったが、2012年12月に再び格上げされて党三役と同格とされた。

以下の整理は、あくまでマスコミ等で紹介された枠組みであり、党則で正式に定義されたものではない。

枠組総裁副総裁幹事長総務会長政務調
査会長
国会対策
委員長
参議院議
員総会長
選挙対策
委員長
幹事長
代行
総裁特別
補佐
党三役
党四役
党五役
党十役

ちなみに、自由民主党党則第25条に「役員会」の規定がある。

役員会を構成する役職は、必要に応じて召集されるものを除き、

  1. 総裁
  2. 副総裁
  3. 幹事長
  4. 総務会長
  5. 政務調査会長
  6. 選挙対策委員長
  7. 参議院議員総会長
  8. 参議院幹事長

となっている。

自由民主党における党人事のポイント

人事の綾や将来の総裁候補者への準備の機会、派閥均衡人事など、見るべき点は多い。

ここでは、総裁と幹事長が同一派閥から出ているかに絞ってみてみる。

多くのケースで、自由民主党は与党となり、総裁は総理大臣を務めて内閣を率いることになるため、実質的に党内No2の幹事長が党内を仕切ることになる。

幹事長は立候補者への公認権を持ち、同時に資金配分権限も持つため、同一派閥から総裁と幹事長が同時に出ている期間、その派閥の党内における政治力は絶大なものとなり、ひいては総理総裁のリーダーシップに影響することになる。

期間派閥総裁幹事長主な業績
1957/7 –岸派岸信介川島正次郎
1959/1 –福田赳夫
– 1960/7川島正次郎安保改定
1960/7 –池田派池田勇人益谷秀次所得倍増計画
– 1964/7前尾繁三郎
1965/6 –
– 1966/12
佐藤派佐藤栄作田中角栄「日韓基本条約」締結
1968/11 –田中角栄
1971/6 –
– 1972/7
保利茂沖縄返還
1972/7 –田中派田中角栄橋本登美三郎日中国交正常化
1974/11 –
– 1974/12
二階堂進
1978/12 –
– 1979/11
大平派大平正芳斎藤邦吉
2003/9 –
– 2004/9
森派小泉純一郎安倍晋三自衛隊のイラク、サマワへの出兵
日朝首脳会談(2回目)
2006/9 –
– 2007/8
森派安倍晋三中川秀直教育基本法改正
防衛庁の省昇格

自由民主党の執行部人事の流れ

下表は、左から順に、❶総裁、❷副総裁、❸幹事長、❹総務会長、❺政務調査会長、❻国会対策委員長、❼選挙対策委員長(選挙対策総局長/選挙対策局長)の人事の流れを Excel ファイルでまとめている。

使用している写真は全て Wikimedia Commons によるものである。写真表示箇所は、党人事にて最初の任務に就いた時および総裁就任時としている。

なお、写真を Wikimedia Commons から参照できない場合は割愛している。

このExcelファイルは、スクロールで全体を確認することができる。なお、全体を俯瞰したい場合は、上記からExcelファイルをダウンロードされることをお勧めする。

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