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年計グラフ

年計グラフ経営分析
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計算式

年計グラフは、年計移動グラフ、移動年計、移動年計表、年計表とも呼ばれる。

月次業績値の当月を含む過去12か月の移動平均値を求めて、グラフや表にまとめて見やすくすることで、業績指標の分析を容易にするものである。

用いられる指標は、計量でき、加算でき、累積値にビジネス的な意味があるものならば、数量でも金額でもよい。

計算のタイミングは原則として月次となり、月次業績値を当月を含めて過去12か月の平均値を採ることになる。

\( \displaystyle \bf 単月値=1月値、2月値、、、12月値 \)

\( \displaystyle \bf 移動平均値=\frac{11か月前の値+10か月前の値+・・・+当月値~~~~~~~~~~~~~~~~~~~}{12} \)

このように求められた「移動平均値」を、トレンド分析したい期間だけ集計し、折れ線グラフにすれば、その推移から業績分析が可能になる。

定義と意味

年計グラフは、過去12か月の移動平均値自体の推移(遷移・趨勢)を見るものである。移動平均値の推移をみる期間は、分析目的に応じて1年以上の任意の期間を設定してもよい。

あたかも、毎月年度決算をしているかのように、1か月ずつずらして、12か月決算を行ったような数値を扱うことができる。

例)
4月は、前年の3月から当月である今年の4月までの12か月決算、
5月は、前年の4月から当月である今年の5月までの12か月決算、
以下同様に続く。

毎月の業績指標の変動が上下(時にはプラスマイナス)に激しい場合、12か月移動平均値を用いる年計グラフは、一時的な激変を緩和して全体の趨勢の動きを捉えやすくしてくれる。

例えば、株価は、毎日・毎時大きく変動する。中長期的に好調な業績を上げていれば、好決算を受けて、直接的にはEPSの増大と、やや間接的でかつ中期的にはPERの評価が上がることで、株価の上昇トレンドにあることが分かるはず。

この上昇トレンドは、毎日・毎時の株価変動をいくらつぶさに観察したとしても、それを捉えることはとても困難である。

それゆえ、チャート分析によって株価を見る際には、5日移動平均や25日移動平均、ときには200日移動平均等を用いる。

年計グラフは、観察期間の長さは任意だが、移動平均値を採る期間が1年(≒365日、12か月)と定められた移動平均グラフとなる。

使用にあたっての着目点
  1. 移動平均値を求める期間は12か月と固定期間を用いる
  2. 移動平均値を用いたトレンド分析は、任意の期間を設定できる

解釈と使用法

業務プロセスの視点

移動平均は、平均値を採る期間をより長くすれば、より大きなトレンドを考慮することができるが、逆に、より短期で細かい月次業績の変動を見逃すことになる。

移動平均期間が12か月と固定である点に年計グラフの特徴が大きく出る。

すなわち、年度末の決算値を残りの11か月時点での移動平均値でもって予測したり、年度別の業績変動を月次という短期間で感じることで、年度目標達成のためのPDCAプロセスを早期に回せることがメリットとなる。

管理計数の視点

同じく、トレンド分析でもちられることが多い「Zチャート」は、単期業績値を累計する期間において、累積値が増加する前提でグラフが作成されることから、売上高や来客数など、常に加算される正数である必要性が高い。

一方で、年計グラフは、逆に、12か月移動平均値そのもののトレンドを追っかけるという観点から、月次実績値にマ

よって、売上高や来客数に加えて、営業利益、経常利益など、マイナス値を採ることがある業績管理指標でもグラフに描画して不自然になることはない。

まれていても、グラフ作成上の問題は生じない。

むしろ、毎年、例えば、第3四半期は赤字決算(マイナス決算)になることが恒例である場合は、そのようにグラフを描画することができる。

前年と今年の第3四半期の赤字決算がその他の四半期でどれくらいカバーされているのか、むしろ、年計グラフでより鮮明に理解することができる。

シミュレーション

以下に、Excelテンプレートとして、2017/1~2022/2(グラフ表示は2017/12から)におけるMonotaROの売上実績をサンプルに採用している。

入力欄の青字になっている「期間(年)」「期間(月)」「売上高」 に任意の数字(文字)を入力すると、表とグラフを自由に操作することができる。

どんな入力をしても、元ファイルが壊れることはない。入力し直したい、元に戻したい場合は、画面を更新(F5押下など)すれば、初期値に戻る。

自分の手元でじっくり検証したい場合は、上記のダウンロードボタンから、Excelをダウンロードすることをお勧めする。

MonotaROは、コロナ禍などものともせず、(現場では苦労もひとしおだっただろうが)順調な増益基調を続けている。

たしかに、近似直線を引いてみると、2019/10月から2021/2月は下に凸(増益基調に陰りあり)、2021/4月からは上に凸(増益企業がブーストされている)の形状を示している。

【参考】使用しているExcel関数
CONCAT関数、SUM関数

参考サイト

同じテーマについて解説が付され、参考になるサイトをいくつか紹介しておく。

[財務諸表分析]比率分析指標の体系と一覧[財務諸表分析]比率分析指標の体系と一覧

1財務諸表分析の理論経営分析との関係、EVAツリー
2成長性分析(Growth)売上高・利益・資産成長率、持続可能成長率
3流動性分析(Liquidity)短期の支払能力、キャッシュフロー分析
4健全性分析(Leverage)財務レバレッジの健全性、Solvency とも
5収益性分析(Profitability)ROS、ROA、ROE、DOE、ROIC、RIなど
6効率性分析(Activity)各種資産・負債の回転率(回転日数)、CCC
7生産性分析(Productivity)付加価値分析、付加価値の分配
8市場指標(Stock Market)株価関連分析、株主価値評価

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