太平洋同盟（Alianza del Pacífico）

概要
1. 目的
加盟国
準加盟
1. シンガポール共和国
  Republic of Singapore
  Republik Singapura
  新加坡共和國
  சிங்கப்பூர் குடியரசு
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参考リンク

概要

太平洋共同体（西：Alianza del Pacífico、英：Pacific-Alliance）は、メキシコ、コロンビア、ペルー及びチリによって構成された、ラテンアメリカにある加盟国間の経済的統合を目指す組織である。さらに、自由貿易と経済統合だけでなく、域内のビザなし渡航や共通外交政策も目指し、アジア太平洋地域との政治経済関係の強化を目標としている。先行した地域組織の失敗例から学び、組織には官僚主義的な構造は存在せず、本部は加盟国間で持ち回りとしている。

当時のペルー大統領であったアラン・ガルシアがリマで首脳会議を行い呼びかけたことにより、2011年4月の第１回首脳会合にて設立に合意（リマ宣言）、2012年6月に枠組協定が署名された。

経済規模は約２.１兆ドルでラテンアメリカのGDPの約35％を占め、人口は2.3億人を超えている。2020年末時点で、加盟国間の貿易品目の98％は関税撤廃済みである。

太平洋同盟諸国は2019年に合計で約6,800億米ドルを輸出しており、これはラテンアメリカのもう1つの主要貿易ブロックであるメルコスールのほぼ2倍である。

コスタリカとパナマの2か国が正式加盟手続き中である。太平洋同盟４か国各々とFTAを有した上で包括的自由貿易協定を締結する「準加盟国」が新設され、シンガポールが2021年7月に交渉終了、12月に署名し初の準加盟国入りを果たした。

オブザーバー国は61か国にのぼり、日本は2013年1月からアジア初のオブザーバーとなっている。

目的

域内の物品・サービス・資本・ヒトの移動の自由
格差是正
経済成長
開発・競争力強化の促進
政治的連携
アジア太平洋への進出基盤構築

Alianza del Pacífico. – El poder de la integración

加盟国

属性	メンバーシップ
加盟国	チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー
準加盟	シンガポール
オブザーバー	アルゼンチン、アルメニア、オーストラリア、オーストリア、アゼルバイジャンベラルーシ、ベルギー、カナダ、中国、コスタリカ、クロアチア、チェコ共和国デンマーク、ドミニカ共和国、エクアドル、エジプト、エルサルバドル、フィンランドフランス、ジョージア、ドイツ、ギリシャ、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラスハンガリー、インド、インドネシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本カザフスタン、リトアニア、マルタ、モロッコ、オランダ、ニュージーランドノルウェー、パキスタン、パナマ、パラグアイ、フィリピン、ポーランド、ポルトガルルーマニア、サウジアラビア、セルビア、スロバキア、スロベニア、韓国、スペインスウェーデン、スイス、タイ、トリニダード・トバゴ、トルコ、ウクライナアラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ合衆国、ウルグアイ