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Civilization Ⅵ 文明/指導者を地域別年表にマッピングする

Civilization 6 文明/指導者を地域別年表にマッピングする リベラルアーツ
Civilization 6 文明/指導者を地域別年表にマッピングする

Civilization Ⅵ とは

ゲームのあらまし

米国のFiraxis Gamesが開発、2K Gamesが発売、Take-Two Interactiveが販売するターン制ストラテジーゲームのシリーズ6作目である。

プレイヤーは、いくつかの文明/指導者から一つを選び、いくつかの勝利条件の達成を目指して、何千年もの長い間にわたって自文明を繁栄に導くようプレイする。

  • スコア勝利:各分野のスコアのトータルを競う総合的な勝利
  • 科学勝利 :他の文明に先駆けて太陽系外惑星に探査船が到達すれば勝利
  • 外交勝利 :遺産・施設建設/政策採用/世界会議/コンペで外交勝利用のポイントを20稼げば勝利
  • 宗教勝利: 他文明の全てを自文明の主流派宗教に改宗すれば勝利(必ずしも宗教創始しなくてもよい)
  • 制覇勝利 :他文明の最初の首都を全て併合すれば勝利(必ずしも戦闘による占領でなくてもよい)
  • 文化勝利 :他文明の自国観光客より多い国外観光客を招致できたら勝利

別途各シナリオも用意されており、シナリオ別の勝利条件を目指すプレイも可能である。

基本的行動は、仮想または実在するマップの上に都市を配置し、自力で都市の勢力範囲を広げたり、新都市を開拓/建設したり、戦闘などにより他文明の都市を占拠/併合したりすることが中心となる。

プレイヤーは、選んだ各文明・各指導者の適性に応じた勝利条件を目指し、軍事・世界遺産建設・科学研究・宗教の創始/布教・外交・地形改良・傑作/秘宝/遺物の収集・殖産興業による資金運用などを実施する。

例えば、アメリカ文明/テディ・ルーズベルトで外交勝利(外交ポイントを集めて勝利)を目指したり、マケドニア文明/アレクサンドロス3世で制覇勝利(全ての首都を制圧して勝利)を目指したりする。

ちなみに、筆者の個人的好みは、イギリス文明/アキテーヌ女公アリエノールで、非戦制覇勝利を巨大マップで達成することである。つまり、実際には他文明とは一戦も交えることなく、全ての文明の首都を事実上制圧すること。

【Civ6GS】アキテーヌ非戦制覇勝利 part1 - ニコニコ動画
【Civ6GS】アキテーヌ非戦制覇勝利 part1 civは初投稿です。録音ミスって途中からBGMのみです、ごめんちゃいパッチでインディーズ弱体化、音楽の...

百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり。

『孫子』第三 謀攻篇 一 より

心を攻むるを上と為し、城を攻むるを下と為す。心もて戦うを上と為し、兵もて戦うを下と為す。

『三國志語録』馬謖幼常より

地域別年表にマッピングする意味について

ゲーム世界のことなので、所詮はアルゴリズムと確率の問題ということは頭では理解しているつもりだ。

しかし、各文明や各指導者、数あまたある世界遺産や偉人・英雄のパラメータ設定がどうしてそういう設定がなされたのか、ゲームデザイナーたちがどのようにプレイヤーを喜ばせようと考えているのかに思いを馳せながら、歴史書をひも解きながらのプレイが人生における至福のひと時になっている。

つまり、世界史の余韻に浸りつつ、ゲーム性(挑戦的プレイで味わえるスリルや、理想とするグラフィックの完成度を鑑賞したり)も同時に楽しみたいのである。

そこで、このサイトにて、登場文明/登場指導者の一覧を Wikipediaの検索付きで整理することにした。

Civilization シリーズというゲームに関心が無い方でも、そうした歴史ものゲームデザイナーがどういう基準でどういう文明/指導者をピックアップしていったか、地域や時代の偏在について思想を巡らせることで、歴史をいつもとは違う視点で俯瞰して楽しんでいただけるものと信じている。

文明/指導者 歴史年表

下記年表に記載のアイコン/画像は、それぞれ、原則としてシヴィロペディア(Civilopedia)、ウィキペディア(wikipedia)へのリンクとなっている。

なるほど、各指導者の画像は、有名な/代表的な肖像画/彫像/写真を元に描かれていることが手に取るように分かる。

世紀西欧/
アメリカ
東欧中東/
アフリカ
インド/
東南アジア
北アジア中国朝鮮日本
紀元前
30世紀
紀元前
29世紀
紀元前
28世紀
紀元前
27世紀
紀元前
26世紀
シュメール
(ウルク第1王朝)

ギルガメシュ
紀元前
25世紀
紀元前
24世紀
紀元前
23世紀
紀元前
22世紀
紀元前
21世紀
紀元前
20世紀
紀元前
19世紀
紀元前
18世紀
バビロン
(バビロニア)

ハンムラビ
紀元前
17世紀
紀元前
16世紀
紀元前
15世紀
紀元前
14世紀
紀元前
13世紀
エジプト
新王国第19王朝

ラムセス2世
紀元前
12世紀
紀元前
11世紀
紀元前
10世紀
紀元前
9世紀
フェニキア

カルタゴ女王
ディードー
紀元前
8世紀
紀元前
7世紀
紀元前
6世紀
ギリシャ
(スパルタ)
スパルタ
ゴルゴー
ペルシア
(アケメネス朝)

キュロス
(キュロス2世)
スキタイ
スキタイ
トミュリス
トミュリス
紀元前
5世紀
ギリシャ
(アテナイ)
アテナイ
ペリクレス
ペリクレス
紀元前
4世紀
マケドニア
(アルゲアス朝)

アレキサンドロス
(アレキサンドロス3世)
インド
(マウリヤ朝)
マウリヤ朝
チャンドラグプタ
チャンドラグプタ
紀元前
3世紀
中国
(秦)

始皇帝
(天命)
始皇帝
(統一者)
(嬴政)


紀元前
2世紀
紀元前
1世紀
ガリア

アンビオリクス


ローマ
(共和政ローマ)

ユリウス・カエサル
エジプト
(プトレマイオス朝)

クレオパトラ7世
(エジプト)
レオパトラ7世
(プトレマイオス朝)

1世紀ヌビア

アマニトレ
2世紀ローマ

トラヤヌス
3世紀ベトナム
(交州九真郡)

趙氏貞
(チェウ・
ティ・チン)


4世紀
5世紀
6世紀ビザンティン
(東ローマ帝国
ユスティニアヌス王朝)
テオドラ

7世紀マヤ

レディ・シックス
・スカイ
(ワク・チャニル
・アジョー)

韓国
(新羅)

ソンドク
(善徳女王)
8世紀中国
(武周)

武則天
9世紀
10世紀
11世紀ノルウェー
(ホールファグレ朝)

苛烈王
ハーラル3世(王)

苛烈王
ハーラル3世
(ヴァリャーギ)
ビザンティン
(東ローマ帝国
マケドニア王朝)


バシレイオス2世
12世紀イギリス
(プランタジネット朝)

アキテーヌ女公
アリエノール


フランス
(カペー朝)
アキテーヌ女公
アリエノール

ドイツ
(神聖ローマ帝国)

赤髭王
フリードリヒ1世
アラビア
(アイユーブ朝)
サラディン
(宰相)
(サラーフッディーン)
サラディン
(スルタン)
(サラーフッディーン)
クメール

ジャヤー
ヴァルマン7世
13世紀グルジア

タマル女王
マリ

スンジャタ
・ケイタ
モンゴル

チンギス
・ハン

フビライ
・ハン
(モンゴル)
(クビライ)
中国
(元)

フビライ
・ハン
(中国)
(クビライ)
日本
(鎌倉幕府)

北条時宗
14世紀スコットランド

ロバート
・ブルース
ポーランド
(ヤギェウォ朝)

ヤドヴィガ
マリ

マンサ
・ムーサ
マオリ

クペ

インドネシア
(マジャパヒト王国)

ギターチャ
(トリブワナー・
ウィジャヤ
トゥンガデウィ)


15世紀アステカ

モンテスマ1世
(モクテスマ1世)


インカ

パチャクティ
・インカ・ユパンキ
ハンガリー
(フニャディ朝)

マティアス
・コルヴィヌス
(マーチャーシュ1世)
中国
(明)

永楽帝
(朱棣)
韓国
(李氏朝鮮)
世宗大王
16世紀ポルトガル
(アヴィス朝)

ジョアン3世


フランス
(ヴァロワ朝)
カトリーヌ・ド
・メディシス
(黒妃)

カトリーヌ・ド
・メディシス
(麗妃)



マプチェ

ラウタロ


イギリス
(テューダー朝)
エリザベス1世
コンゴ

ムベンバ・ア
・ンジンガ
(アフォンソ1世)


オスマン

スレイマン1世
(壮麗帝)
スレイマン1世
(立法帝)
※Civilopediaが誤表記
17世紀スウェーデン
(ヴァーサ王朝)

クリスティーナ
コンゴ
(ンドンゴ王国)

ンジンガ
・ムバンデ
日本
(江戸幕府)

徳川家康


18世紀
ロシア
(ロマノフ朝)

ピョートル1世
ペルシア
(アフシャール朝)

ナーディル
・シャー
19世紀イギリス
(ハノーヴァー朝)

ヴィクトリア
(帝国の時代)
ヴィクトリア
(蒸気の時代)


大コロンビア

シモン・ボリバル

カナダ

ウィルフリッド
・ローリエ


アメリカ

エイブラハム
・リンカーン


クリー

パウンドメーカー
(ピティクワ
ハナピウィン)


ブラジル
(ブラジル帝国)

ペドロ2世
ドイツ
(バイエルン王国)
ルートヴィヒ2世
ズールー

シャカ


エチオピア

メネリク2世
20世紀アメリカ

テディ・
ルーズベルト
(ブルムース)

(セオドア ・
ルーズベルト)
テディ・
ルーズベルト
(ラフライダー)

(セオドア ・
ルーズベルト)


オランダ

ウィルヘルミナ
オーストラリア

ジョン・
カーティン


インド
(イギリス領
インド帝国)
イギリス領インド帝国
ガンジー
(ガンディー)
マハトマ・ガンディー
※「リーダーパス パック6:「イングランドの統治者」迄をカバー

ざっと年表を眺めてみて、各人各様の感想があるのではないだろうか?

作成者としては、やはり、西洋近代からの選出が多かったことが確認できた。また、過剰なまでに、エスニックと文化を意識した選出が多かったことは新しい発見だった。

ゲームを実際に楽しみたい人へ

プロダクト紹介

とりあえず、PC版(Win/mac)、Switch版、XboxOne版、PS4版、iOS版、Android版と、プラットフォームは大体揃っている。

商品構成は、大まかには次の通り。

  1. ゲーム本編
  2. 拡張パック
    • 「文明の興亡:Rise and Fall(RaF)」
    • 「嵐の訪れ:Gathering Storm(GS)」
  3. 個別DLC
    • 第一弾
      • Vikings Scenario Pack
      • Poland Civilization & Scenario Pack
      • Australia Civilization & Scenario Pack
      • Persia and Macedon Civilization & Scenario Pack
      • Nubia Civilization & Scenario Pack
      • Khmer and Indonesia Civilization & Scenario Pack
    • 第二弾
      • マヤ&大コロンビアパック
      • エチオピアパック
      • テディ・ルーズベルト指導者パック
      • ビザンティン&ガリアパック
      • カトリーヌ・ド・メディシス指導者パック
      • バビロンパック
      • ベトナム&フビライ・ハンパック
      • ポルトガルパック
  4. シーズンパス「ニューフロンティア・パス~新たな世界への誘い」
  5. 指導者パス
    • パック1:偉大なる交渉者(2022年11月21日リリース済み)
    • パック2:偉大なる指揮官(2021年12月16日リリース済み)
    • パック3:中国の統治者(2023年1月27日リリース済み)
    • パック4:サハラの統治者(2023年2月20日リリース済み)
    • パック5:偉大なる建設者(2023年3月16日リリース済み)
    • パック6:イングランドの統治者(2023年3月30日リリース済み)

現在リリースされている製品(19, 指導者パスはパック6まで追加予定)を全て一括購入するには「Sid Meier’s Civilization® VI Anthology」アンソロジー

現在リリースされている本編、拡張パック(2)、個別DLC第一弾(6)をまとめて購入するには「Sid Meier’s Civilization VI : Platinum Edition」プラチナエディション

まずはシンプルに本編だけを楽しむには「Sid Meier’s Civilization VI」(後は、気に入ったものから追加購入。但し、拡張パックと個別DLCの前後の組み合わせに注意する必要が生じる場合あり)

購入プロセス

上記ではAmazonでオンラインコードを購入するケースを紹介した。その他に、ネット上のゲームプラットフォームで購入・プレイする方法もある。

なお、購入価格については、随時各種セールが実施されるので、最安値を求めるのなら細目にディスカウントされるタイミングを計る必要がある。

世界史年表まとめ世界史体系

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