原価計算基準 二二(二)[前段]等価係数(インプット基準)追加しました
PR

ドイツ哲学史 History of German philosophy

ドイツ哲学史 History of German philosophy リベラルアーツ
「カント」「ヘーゲル」「ショーペンハウアー」「ニーチェ」「マルクス 」「フロイト」「ハイデッガー」「ウィトゲンシュタイン」ドイツ哲学史 History of German philosophy

ドイツ哲学の特徴

中世以来のゲルマン的伝統に対する誇りを持ちつつ、英仏といった近代的な先進国に対する憧憬という二律背反性、または「非同時的なものの共存」というドイツ文化特有の特徴がみられる。そういう環境からの影響は、ドイツの思索を観念的・抽象的なものとするとともに、ロマン主義的・理想主義的なものとし、ドイツ哲学はきわめて内面的である。

中世

ヤコブ・ベーメ Jakob Böhme

キリスト教神智学を確立したルター派の哲学者、ドイツで最初の哲学者とされる。

啓蒙期の哲学 ライプニッツ・ヴォルフ派

ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ Gottfried Wilhelm Leibniz
クリスティアン・ヴォルフ Christian Wolff
ゲオルク・ベルンハルト・ビルフィンガー Georg Bernhard Bilfinger
ゲオルク・フリードリヒ・マイアー Georg Friedrich Meier
フリードリヒ・ハインリヒ・ヤコービ Friedrich Heinrich Jacobi

敬虔主義

17世紀後半から18世紀前半のドイツで興ったドイツプロテスタント教会(ルター教会)の正統主義信仰の教義化および形式化に反対して起ったプロテスタント信仰復興運動。宗教体験、実践の強調と自由な信徒集会(コレギア・ピエタティス)の形成が特徴。

フィリップ・ヤーコブ・シュペーナー Philipp Jakob Spener
アウグスト・ヘルマン・フランケ August Hermann Francke
ヨハン・アルブレヒト・ベンゲル Johann Albrecht Bengel
ニコラウス・ルートヴィヒ・フォン・ツィンツェンドルフ・ウント・ポッテンドルフ伯爵 Nikolaus Ludwig von Zinzendorf und Pottendorf
フリードリヒ・クリストフ・エティンガー Friedrich Christoph Oetinger

カント哲学

『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三批判書を発表し、批判哲学を提唱。

イマヌエル・カント Immanuel Kant

ドイツ観念論

カント哲学に存する感性界と超感性界、自然界と精神界の二元論的な立場を超えて、これを絶対者の概念を媒介として統一しようとした。

ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ Johann Gottlieb Fichte
カール・ヴィルヘルム・フォン・フンボルト Friedrich Wilhelm Christian Karl Ferdinand Freiherr von Humboldt
フリードリヒ・ダニエル・エルンスト・シュライアマハー / シュライエルマッハー Friedrich Daniel Ernst Schleiermacher
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ヨーゼフ・フォン・シェリング Friedrich Wilhelm Joseph von Schelling
カール・レオンハルト・ラインホルト Karl Leonhard Reinhold
フリードリヒ・ヘルダーリン Johann Christian Friedrich Hölderlin
ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト Johann Friedrich Herbart
カール・ヴィルヘルム・フェルディナント・ゾルガー Karl Wilhelm Ferdinand Solger
アルトゥール・ショーペンハウアー Arthur Schopenhauer
晩年のショーペンハウアー。1855年(67歳)。ジュール・ルンテシュッツ画
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ Friedrich Wilhelm Nietzsche

ヘーゲル学派

観念論哲学、弁証法的論理学、止揚(しよう:Aufheben, アウフヘーベン)。アカデミーに参加することのできなかったヘーゲルが、シュライエルマハーに対抗するために設立した集団。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル Georg Wilhelm Friedrich Hegel

ヘーゲル学派(第一世代)

厳密な分類ではなく、特に中央派と右派に関しては流動的。学派の分裂を促したダーフィト・シュトラウスのほか、20世紀の哲学者カール・レーヴィットなども分類を試みている。

老ヘーゲル派・旧ヘーゲル派(右派)

政治的・宗教的に保守的な立場で、ヘーゲル哲学を墨守。ヘーゲルの主張する哲学と宗教の同一性を受容し、哲学と宗教の関係は、おなじ内容を哲学は概念、宗教は表象によって把握するものであるとした。

フィリップ・マールハイネッケ Philip Konrad Marheineke
カール・フリードリヒ・ゲッシェル Karl Friedrich Göschell
  • カール・ダウプ Karl Daub(1765 – 1836)
カール・ダウプ Karl Daub
エードゥアルト・ガンス Eduard Gans
ハインリヒ・レオ Heinrich Leo

ヘーゲル中央派(中央派)

哲学と宗教とは異なる「内容」を異なる「形式」で捉え、福音書の歴史の全否定はせず、一部は受け入れるという中間の見解を示す。

カール・ルートヴィヒ・ミヘレット Karl Ludwig Michelet
ヨハン・カール・ローゼンクランツ Johann Karl Friedrich Rosenkranz
ヨハン・エドゥアルト・エルトマン Johann Eduard Erdmann
ヴィルヘルム・ファトケ Johann Karl Wilhelm Vatke

青年ヘーゲル派(左派)

ヘーゲルの哲学に対し、政治・宗教的に急進的な考え方を持つ。福音書の中の全歴史を史実して全く受け入れるべきではないとした。

ダーフィト・シュトラウス David Friedrich Strauß
ブルーノ・バウアー Bruno Bauer
ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ Ludwig Andreas Feuerbach
マックス・シュティルナー Max Stirner
シュティルナーの人物スケッチ(エンゲルス画)
カール・マルクス Karl Marx
1875年8月24日のマルクスの写真
フリードリヒ・エンゲルス Friedrich Engels
エトガー・バウアー Edgar Bauer
エンゲルスによる風刺画。中央付近で左手を机におき、右手を上げているのがエトガー・バウアー
アルノルト・ルーゲ Arnold Ruge

ヘーゲル学派 (第二世代)

ヘーゲル学派が解体した後の19世紀後半にヘーゲルの研究に従事していた。観念論哲学研究を受け継ぎ、新ヘーゲル主義とを結ぶ大事な架け橋を担った。当時隆盛していた歴史主義的な見方との結びつきも見られた。

ルドルフ・ハイム Rudolf Haym
クーノ・フィッシャー Ernst Kuno Berthold Fischer

新ヘーゲル主義(第三世代)

19世紀末から20世紀前半において、ドイツ観念論の哲学者ヘーゲルの哲学を見直し、ヘーゲルの学説とその精神に近づこうとした一群の欧米の哲学者。新カント派に属されるべき人物もいるし、哲学他の分野にも業績のある人物や歴史学・政治学にも業績がある人物もいる。

  • バルテュス・ウィガースマン
トーマス・ヒル・グリーン Thomas Hill Green
セオドア・リット Theodor Litt
セオドア・ヘリング Theodor Lorenz Haering/Theodor Haering
  • ハンス・フライヤー Hans Freyer(1887 – 1969)
ハンス・フライヤー Hans Freyer
  • ブランド ブランシャール
  • バーナード・ボサンケット Bernard Bosanquet( 1848 – 1923)
バーナード・ボサンケット Bernard Bosanquet
フランシス・ハーバート・ブラッドリー Francis Herbert Bradley
G. J. P. J. ボーランド Gerardus Johannes Petrus Josephus Bolland
  • ジョサイア・ロイス Josiah Royce(1855 – 1916)
ジョサイア・ロイス Josiah Royce
ベネデット・クローチェ Benedetto Croce
Benedetto Croce (1931/32)
ジョヴァンニ・ジェンティーレ Giovanni Gentile
Gentile als Direktor der Scuola Normale Superiore in Pisa
ジュリアス・ビンダー Julius Binder
カール・ラーレンツ Karl Alfred Rudolf Larenz
ヨーゼフ・コーラー Josef Kohler

ヘーゲル学派 (第四世代)

戦後から現代まで引き継がれている。

弁証法的唯物論 唯物弁証法

唯物弁証法とは、弁証法的に運動する物質が精神の根源であるという考え方。弁証法的唯物論を歴史・社会へ適用したものが史的唯物論であるとみなされるか、もしくは、広義の自然弁証法と弁証法的唯物論が同一のものとされて、史的唯物論が適用されたものになる。

ヨセフ・ディーツゲン Joseph Dietzgen

科学的唯物論

唯物論の変種で、ドイツの理想主義の哲学体系設計と、社会的に支配的なキリスト教の理想主義に対する過激で大衆的な反対運動を形成した世界観。19世紀の急速な科学的および技術的発展の成功と、チャールズ・ダーウィンの進化論を結び付けた。

  • カール・フォークト August Christoph Carl Vogt(1817 – 1895)
カール・フォークト August Christoph Carl Vogt
Vogt c. 1870
  • ヤコブ・モレショット/モレスコット Jakob Moleschott, Jacob Moleschott(1822 – 1893)
ヤコブ・モレショット Jakob Moleschott, Jacob Moleschott
ルートヴィヒ・ビューヒナー Ludwig Friedrich Büchner, Karl Ludwig

講壇社会主義 Kathedersozialismus

ドイツの歴史学派経済学者たちが社会改良政策によって社会問題の解決を図ることを主張し、マルクス主義を否定し、資本主義と国家を革命的に打倒することなく、改革を通じてプロイセンのドイツに人民国家を建設できることを証明しようとした。大学の講壇に立つ者が唱える社会主義という皮肉を込めて講壇社会主義という蔑称が自由主義経済学者から命名された。ドイツ社会民主党の躍進に脅威を感じたビスマルクの支持を得てから急速に経済学界を支配したが、ワーグナーに代表される右派、ブレンターノに代表される左派、シュモラーに代表される中間派に分かれた。

ブルーノ・ヒルデブラント Bruno Hildebrand
アドルフ・ワーグナー Adolf Heinrich Gotthilf Wagner
グスタフ・フォン・シュモラー Gustav von Schmoller
ルヨ・ブレンターノ Lujo Brentano
ハンス・デルブリュック Hans Delbrück
フェルディナント・テニース Ferdinand Tönnies
ヴェルナー・ゾンバルト Werner Sombart
ヴェルナー・ゾンバルト(1930年)

マルクス主義

ヘーゲル弁証法とフォイエルバッハ唯物論を結合させるために「階級闘争」という新しい観念を構築、資本を社会の共有財産に変えることによって、労働者が資本を増殖するためだけに生きるという、賃労働の悲惨な性質を廃止し、階級のない協同社会を目指す。

モーゼス・ヘス Moses Hess
カール・マルクス Karl Marx
1875年8月24日のマルクスの写真
フリードリヒ・エンゲルス Friedrich Engels
フェルディナント・ラッサール Ferdinand Johann Gottlieb Lassalle
フランツ・メーリング Franz Mehring
ローザ・ルクセンブルク Rosa Luxemburg, Róża Luksemburg
ローザ・ルクセンブルク(1895年–1905年ごろ)

修正主義(ベルンシュタイン主義)

プロレタリアートは非合法手段による国家権力の奪取ではなく議会制民主主義を通じた社会改良を目指すべきとする。

エドゥアルト・ベルンシュタイン Eduard Bernstein

教条主義(カウツキー主義)

正統派マルクス主義とも呼ぶ。修正主義を批判。

カール・カウツキー Karl Johann Kautsky
ゲオルギー・プレハーノフ Георгий Валентинович Плеханов, Georgij Valentinovich Plekhanov

左派修正主義(ソレル主義)

マルクス主義の原則のうち暴力革命と階級闘争を重視する一方でプロレタリア国際主義や唯物論を修正した独自の動きで、革命的サンジカリズムと結びついた。

ジョルジュ・ソレル Georges Sorel

レーニン主義

マルクス・レーニン主義とも呼び、帝国主義論・プロレタリア独裁・永続革命論など、ロシア革命を成功させたボリシェヴィキを導いたレーニンの思想を中心とする。

ウラジーミル・レーニン Влади́мир Ильи́ч Ле́нин
1920年のレーニン

精神分析学

精神分析は、人間には無意識の過程が存在し、人の行動は無意識によって左右されるという基本的な仮説に基づくその病理の観察・解明方法であり、治療方法。無意識の概念はヘーゲルが前提とした近代的で理性的な個人という前提を根本から覆すことになる。無意識の概念や精神分析はやがて生の哲学やフランクフルト学派の批判理論と合流する。

ジークムント・フロイト Sigmund Freud
フロイト(1922年)
アンナ・フロイト Anna Freud
カール・アブラハム Karl Abraham
メラニー・クライン Melanie Klein
ジャック・ラカン Jacques-Marie-Émile Lacan

新フロイト派

フロイトの性的衝動(リビドー)の考え方を批判してフロイトから離反し、第一次世界大戦前ごろからそれぞれ新しい個人心理学、分析的心理学を樹立。

アルフレッド・アドラー Alfred Adler
フェレンツィ・シャーンドル Ferenczi Sándor
ヴィルヘルム・ライヒ Wilhelm Reich
オットー・ランク Otto Rank, Otto Rosenfeld
カレン・ホーナイ Karen Horney
エーリヒ・フロム Erich Seligmann Fromm

唯物論者・実証主義

グスタフ・テオドール・フェヒナー Gustav Theodor Fechner
ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ Hermann Ludwig Ferdinand von Helmholtz
ヴィルヘルム・マクシミリアン・ヴント Wilhelm Maximilian Wundt
1902年
エルンスト・ヴァルトフリート・ヨーゼフ・ヴェンツェル・マッハ Ernst Waldfried Josef Wenzel Mach
エドゥアルト・フォン・ハルトマン Karl Robert Eduard von Hartmann
リヒャルト・ハインリヒ・ルートヴィヒ・アヴェナリウス Richard Heinrich Ludwig Avenarius
ハンス・ファイヒンガー / ファイインガー Hans Vaihinger

生の哲学 人生哲学

19世紀以後の生物学革命・進化論に呼応しつつ、生まれた哲学的潮流。特徴は、「生」「生命」を強調して、抽象的、観念的合理性に対して批判的な姿勢をとる。

アルトゥール・ショーペンハウアー Arthur Schopenhauer
晩年のショーペンハウアー。1855年(67歳)。ジュール・ルンテシュッツ画
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ Friedrich Wilhelm Nietzsche
ヴィルヘルム・ディルタイ Wilhelm Christian Ludwig Dilthey
ルドルフ・クリストフ・オイケン Rudolf Christoph Eucken
ゲオルク・ジンメル Georg Simmel

新カント派

カント的な現象と物自体との厳密な区別を再評価し、例えば自然科学のようないわゆる「経験科学」によって物自体が認識できるという独断論を批判した。

ヤーコプ・フリードリヒ・フリース Jakob Friedrich Fries
ヘルマン・ロッツェ Hermann Lotze
フリードリヒ・アルベルト・ランゲ Friedrich Albert Lange

マールブルク学派

自然科学をはじめとする人間の認識を対象とする認識批判。科学的認識の基礎づけを試み、空間・時間をも直観でなく思考のカテゴリーと見た。

  • オットー・リープマン Otto Liebmann(1840 – 1912)
オットー・リープマン Otto Liebmann
ヘルマン・コーエン Hermann Cohen
パウル・ゲルハルト・ナトルプ Paul Gerhard Natorp
エルンスト・カッシーラー Ernst Cassirer

バーデン学派 西南ドイツ学派

認識論と価値論を包括した価値哲学を構想。価値哲学による人文・社会科学の基礎づけという形で、超越論的視点からする人間の主観による対象のなんらかの意味での能動的構成に注目する。

ヴィルヘルム・ヴィンデルバント Wilhelm Windelband

歴史哲学

オスヴァルト・シュペングラー Oswald Arnold Gottfried Spengler

新マルクス主義

マルクス主義とマルクス主義理論を修正または拡張する20世紀のアプローチを含むマルクス主義の学派。

エルンスト・ブロッホ Ernst Simon Bloch

フランクフルト学派

マルクス主義を進化させ、これにヘーゲルの弁証法とフロイトの精神分析理論の融合を試みた、批判理論によって啓蒙主義を批判する社会理論や哲学を研究したグループ。道具的理性という概念を提唱。

第1世代

マックス・ホルクハイマー Max Horkheimer
テオドール・ルートヴィヒ・アドルノ=ヴィーゼングルント Theodor Ludwig Adorno-Wiesengrund
ヴァルター・ベンディクス・シェーンフリース・ベンヤミン Walter Bendix Schoenflies Benjamin
エーリヒ・フロム Erich Seligmann Fromm
ヘルベルト・マルクーゼ Herbert Marcuse
ヘルベルト・マルクーゼ(1955年)
カール・ウィットフォーゲル Karl August Wittfogel
フランツ・ボルケナウ Franz Borkenau
医者裁判におけるボルケナウ(1946年)

第2世代

ユルゲン・ハーバーマス Jürgen Habermas
  • アルフレート・シュミット Alfred Schmidt(1931 – 2012)
アルフレート・シュミット Alfred Schmidt
  • オスカー・ネークト

第3世代

アクセル・ホネット Axel Honneth
  • アレックス・デミロビッチ
  • グンツェン・シュミット
  • ヨッヘン・ヘーリッシュ
  • ゲールハルト・シュベッポンホイザー

第4世代

大陸哲学

解釈学

様々なテクストを解釈する文献学的な技法の理論、あるいは「解釈する」「理解する」「読む」という事柄に関する体系的な理論。語る者と受け取る者の基本的な関係は精神ではなく、「言語」であり、その基本条件をなす規則を相互の完全な連関を含む形で抽出するのが解釈学の一般理論である。

フリードリヒ・ダニエル・エルンスト・シュライアマハー / シュライエルマッハー Friedrich Daniel Ernst Schleiermacher
ヴィルヘルム・ディルタイ Wilhelm Christian Ludwig Dilthey
マルティン・ハイデッガー/ ハイデガー Martin Heidegger
ヘーベル賞授賞式典にて(1960年)
ハンス=ゲオルク・ガダマー/ガーダマー Hans-Georg Gadamer
ポール・リクール Paul Ricoeur
エドゥアルト・シュプランガー Eduard Spranger

現象学

事実として存在する対象とは区別された純粋意識の体験としての現象について、その本質構造を記述する。

フランツ・ブレンターノ Franz Clemens Honoratus Hermann Brentano
アレクシウス・マイノング Alexius Meinong Ritter von Handschuchsheim
エトムント・グスタフ・アルブレヒト・フッサール Edmund Gustav Albrecht Husserl
1900年のエトムント・フッサール
マックス・シェーラー Max Scheler
  • オスカー・ベッカー Oskar Joachim Becker, Oskar Becker(1889 – 1964)
オスカー・ベッカー Oskar Joachim Becker, Oskar Becker
ハンス・リップス Hans Lipps
ヘルムート・プレスナー Helmuth Plessner
ローマン・インガルデン Roman Witold Ingarden
アルフレッド・シュッツ/アルフレート・シュッツ Alfred Schütz
エマニュエル・レヴィナス Emmanuel Lévinas
ヤン・パトチカ Jan Patočka
モーリス・メルロー=ポンティ Maurice Merleau-Ponty
  • ゲルト・ブラント Gerd Brand(1921 – )
ミシェル・アンリ Michel Henry
ヘルマン・シュミッツ Hermann Schmitz
  • アントニオ・F・アグィーレ Antonio F. Aguirre(1927 – )
  • ミゲル・ガルシア=バロー Miguel García-Baró
ダン・ザハヴィ Dan Zahavi
ダン・ザハヴィ(2014年コペンハーゲンで撮影)

哲学的人間学

マックス・シェーラー Max Scheler
エルンスト・カッシーラー Ernst Cassirer
ヘルムート・プレスナー Helmuth Plessner
ハンナ・アーレント Hannah Arendt

実存主義

生きる道を自分で切り開く、今ここにあるひとりの人間の現実存在(=実存)としての自分のあり方を求める思想。

セーレン・キェルケゴール Søren Aabye Kierkegaard
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ Friedrich Wilhelm Nietzsche
カール・ヤスパース Karl Theodor Jaspers
レフ・シェストフ Лев Исаакович Шестов, Lev Isaakovich Shestov
1927年
ガブリエル・マルセル (右の人物、1965年の撮影
ジャン=ポール・サルトル Jean-Paul Charles Aymard Sartre
1967年・62歳のサルトル
シモーヌ・ド・ボーヴォワール Simone de Beauvoir
エマニュエル・レヴィナス Emmanuel Lévinas

分析哲学

ゴットロープ・フレーゲ Friedrich Ludwig Gottlob Frege
ルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ヴィトゲンシュタイン Ludwig Josef Johann Wittgenstein

批判的合理主義

過剰な合理主義を批判し、反証可能性を基軸とする科学的方法を提唱。方法論的反証主義。

カール・ポパー Sir Karl Raimund Popper
1980年代撮影
ハンス・アルバート Hans Albert

論理実証主義

科学哲学における新しい問題を解決するという共同の目的を持ち、経験論の手法を現代に適合させ、形而上学を否定し、経験主義―数学的構成物と論理・言語学的な構成物とを融合させた知識を伴う種類の合理主義には実験に基づいた証拠が必要だとする考えと、認識論の成果を結合させた。

ウィーン学団

論理実証主義を標榜し、哲学の専門家がほとんどおらず、物理学、数学、経済学などの個別科学の専門家によりなる各メンバーが自由にその意見を表明して、活発な討論を行うことを目ざしたグループ。

モーリッツ・シュリック Friedrich Albert Moritz Schlick
1930年ごろのシュリック
オットー・ノイラート Otto Neurath
カール・メンガー Karl Menger
ヴィクトル・クラフト Victor Kraft

論理経験主義 ベルリン学派

ハンス・ライヘンバッハ Hans Reichenbach
リヒャルト・フォン・ミーゼス Richard von Mises
ダフィット・ヒルベルト David Hilbert

参考リンク

あわせて読みたい

コメント