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イギリス哲学史 History of British Philosophy

イギリス哲学史 History of British Philosophy リベラルアーツ
「フランシス・ベーコン」「ジョン・ロック」「デイヴィッド・ヒューム」「アダム・スミス」「ジェレミ・ベンサム」「ジョージ・エドワード・ムーア」イギリス哲学史 History of British Philosophy

イギリス哲学の特徴

イギリス哲学の特徴は、抽象的、思弁的であるよりも具体的、実証的である。純理論的というよりは実践的意識に支えられていることが多い。常識、複雑さに嫌悪し、抽象的なものより具体的なものへの強い関心を示す。形而上(けいじじょう)学的であるよりも認識論的であり、認識論としても理性論よりは経験論に重きをなす。実践哲学では道徳と法律、政治との相関性が密であり、目的論、功利主義の性格が強い。

中世

ペラギウス Pelagius
  • カンタベリーのアンセルムス Anselmus Cantuariensis, Anselm of Canterbury(1033 – 1109)
カンタベリーのアンセルムス Anselmus Cantuariensis, Anselm of Canterbury
  • シャーウッドのウィリアム  Guillielmus de Shireswode, William of Sherwood(1200頃 – 1272頃)
ロジャー・ベーコン Roger Bacon
ヨハネス・ドゥンス・スコトゥス Johannes Duns Scotus
オッカムのウィリアム William of Ockham
サリーにある教会のステンドグラスに描かれたオッカムのウィリアム

ルネサンス期

トマス・モア Thomas More
トマス・モア(ハンス・ホルバイン画、1527年)
リチャード・フッカー Richard Hooker

17世紀

イギリス経験論 経験主義

人間の全ての知識は我々の経験に由来する、とする哲学上または心理学上の立場。感覚的経験を認識成立の唯一の契機と考えることで、認識の形而上学的客観性を否定し、超越的・形而上学的な神学イデオロギーに代わる新しい市民社会の倫理形成に寄与した。

フランシス・ベーコン Francis Bacon, 1st Viscount St Alban(s), PC, QC
トマス・ホッブズ Thomas Hobbes
ジョン・ロック John Locke

ケンブリッジ・プラトン学派

プラトンやプロティノスの文献を重要視し、中世的な古い神学を批判、理性と信仰の調和、道徳と宗教の問題、信仰の自由の問題を主な題目とする。

ベンジャミン・ウィチカット Benjamin Whichcote/Whitchcote
ヘンリー・モア Henry More
ラルフ・カドワース Ralph Cudworth
ピーター・ステリー Peter Sterry

18世紀

イギリス経験論 経験主義

ジョージ・バークリー George Berkeley
デイヴィッド・ヒューム David Hume

スコットランド学派 スコットランド常識学派 コモン・センス学派

ヒュームの主張した印象と観念を媒介とした認識論に対抗し、正当な知識の根拠を我々の「常識(コモン・センス)」に訴えるという思想。実在や因果律などの知識の確実性は、人々の「常識の原理」により保証されると主張した。18世紀中盤以降のスコットランド啓蒙思想の本流とでも呼ぶべき学派であり、「道徳哲学」としての古典派経済学の形成を育んだ。

トマス・リード Thomas Reid
ケイムズ卿ヘンリー・ヒューム Henry Home, Lord Kames
アダム・ファーガソン Adam Ferguson
ジョージ・キャンベル George Campbell
  • ジェームズ・ビーティー James Beattie(1735 – 1803)
ジェームズ・ビーティー James Beattie
  • ジェームズ・オズワルド James Oswald(1703 – 1793)
  • デュガルド・ステュアート Dugald Stewart(1753 – 1828)
デュガルド・ステュアート Dugald Stewart
ジェームズ・マッキントッシュ Sir James Mackintosh
トマス・ブラウン Thomas Brown
ウィリアム・ハミルトン Sir William Hamilton
ジェームズ・F・フェリアー James Frederick Ferrier
ジェームス・ハチソン・スターリング James Hutchison Stirling

道徳哲学者 道徳感覚学派

善悪判断に関して、「感覚」(sense、道徳感覚, moral sense)や「感情」(sentiment、道徳感情, moral sentiment)の働きを重視した、18世紀イギリスの倫理学(道徳哲学)

第3代シャフツベリ伯爵アントニー・アシュリー=クーパー Anthony Ashley Cooper, 3rd Earl of Shaftesbury
フランシス・ハッチソン / ハチソン Francis Hutcheson
アダム・スミス Adam Smith

19世紀

ハーバート・スペンサー Herbert Spencer

功利主義

行為や制度の社会的な望ましさは、その結果として生じる効用(功利、有用性、英: utility)によって決定される。行為の目的、行為の義務、正邪の基準を、社会の成員の「最大多数の最大幸福」に求める倫理、法、政治上の立場でもある。

ジェレミ・ベンサム Jeremy Bentham
ジェームズ・ミル James Mill
ジョン・スチュアート・ミル John Stuart Mill
ヘンリー・シジウィック Henry Sidgwick

イギリスヘーゲル学派

イギリスにおける新ヘーゲル主義の運動。

イギリス理想主義

イギリス観念論。イギリス伝統の経験論や功利主義に反対し、認識論では観念論、価値論では人格主義、教養主義を唱えた。

トーマス・ヒル・グリーン Thomas Hill Green
エドワード・ケヤード Edward Caird
フランシス・ハーバート・ブラッドリー Francis Herbert Bradley
レオナルド・ホブハウス Leonard Trelawny Hobhouse
ウォルター・ストーンマンによる1917年のマクタガート

20世紀

サミュエル・アレクサンダー Samuel Alexander

プロセス哲学

「現実の本質とは何か」という問について、時間の現れの〈プロセス〉即ち変化や発達に答を見出す。「有機体論の哲学」とも呼ばれる。

アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド Alfred North Whitehead

分析哲学

超越的な思弁によるのではなく、経験主義的意味論の立場からの言語の論理的・社会的分析によるアプローチを図る哲学。

ケンブリッジ分析学派

20世紀初頭のケンブリッジ大学を中心に、19世紀後半からの主流であるイギリス・ヘーゲル学派を批判し、実在論、経験論を主張して、イギリス思想をその本来の伝統にふさわしい伝統に返した論理実証主義運動。科学と常識を尊重するイギリス哲学の伝統を受継いでおり、新実在論的分析学派とも呼ばれる。

第3代ラッセル伯爵、バートランド・アーサー・ウィリアム・ラッセル Bertrand Arthur William Russell, 3rd Earl Russell
ジョージ・エドワード・ムーア George Edward Moore, G. E. Moore
G. E. Moore (1914)
スーザン・ステビング Lizzie Susan Stebbing
アルフレッド・エイヤー Sir Alfred Jules Ayer
エリザベス・アンスコム Gertrude Elizabeth Margaret Anscombe
若き日のアンスコム
マイケル・ダメット Sir Michael Anthony Eardley Dummett

日常言語学派 オックスフォード学派

伝統的な哲学的問題を、言葉が日常的な用法で実際に何を意味していたのかが哲学者たちによって歪められ、あるいは忘れられることにより、増大した勘違いに由来するものだとする言語哲学の学派。

ジョン・L・オースティン John Langshaw Austin
Austin (1951) by Ramsey & Muspratt
ギルバート・ライル Gilbert Ryle
ハーバート・ハート Herbert Lionel Adolphus Hart
ポール・グライス Herbert Paul Grice
ピーター・フレデリック・ストローソン Peter Frederick Strawson

現代

宗教哲学

宗教の存在意義や本質を究明する哲学

アントニー・フリュー Antony Garrard Newton Flew
C.S. ルイス Clive Staples Lewis
ジョン・ヒック John Hick

形而上学、心の哲学、論理学、言語哲学など

デレク・パーフィット Derek Parfit

参考リンク