歴代オランダ首相(Minister-presidents van Nederland)追加しました
PR

ドイツ哲学史 History of German philosophy

ドイツ哲学史 History of German philosophy リベラルアーツ
「カント」「ヘーゲル」「ショーペンハウアー」「ニーチェ」「マルクス 」「フロイト」「ハイデッガー」「ウィトゲンシュタイン」ドイツ哲学史 History of German philosophy

ドイツ哲学の特徴

中世以来のゲルマン的伝統に対する誇りを持ちつつ、英仏といった近代的な先進国に対する憧憬という二律背反性、または「非同時的なものの共存」というドイツ文化特有の特徴がみられる。そういう環境からの影響は、ドイツの思索を観念的・抽象的なものとするとともに、ロマン主義的・理想主義的なものとし、ドイツ哲学はきわめて内面的である。

中世

ヤコブ・ベーメ Jakob Böhme

キリスト教神智学を確立したルター派の哲学者、ドイツで最初の哲学者とされる。

啓蒙期の哲学 ライプニッツ・ヴォルフ派

ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ Gottfried Wilhelm Leibniz
クリスティアン・ヴォルフ Christian Wolff
ゲオルク・ベルンハルト・ビルフィンガー Georg Bernhard Bilfinger
ゲオルク・フリードリヒ・マイアー Georg Friedrich Meier
フリードリヒ・ハインリヒ・ヤコービ Friedrich Heinrich Jacobi

敬虔主義

17世紀後半から18世紀前半のドイツで興ったドイツプロテスタント教会(ルター教会)の正統主義信仰の教義化および形式化に反対して起ったプロテスタント信仰復興運動。宗教体験、実践の強調と自由な信徒集会(コレギア・ピエタティス)の形成が特徴。

フィリップ・ヤーコブ・シュペーナー Philipp Jakob Spener
アウグスト・ヘルマン・フランケ August Hermann Francke
ヨハン・アルブレヒト・ベンゲル Johann Albrecht Bengel
ニコラウス・ルートヴィヒ・フォン・ツィンツェンドルフ・ウント・ポッテンドルフ伯爵 Nikolaus Ludwig von Zinzendorf und Pottendorf
フリードリヒ・クリストフ・エティンガー Friedrich Christoph Oetinger

カント哲学

『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三批判書を発表し、批判哲学を提唱。

イマヌエル・カント Immanuel Kant

ドイツ観念論

カント哲学に存する感性界と超感性界、自然界と精神界の二元論的な立場を超えて、これを絶対者の概念を媒介として統一しようとした。

ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ Johann Gottlieb Fichte
カール・ヴィルヘルム・フォン・フンボルト Friedrich Wilhelm Christian Karl Ferdinand Freiherr von Humboldt
フリードリヒ・ダニエル・エルンスト・シュライアマハー / シュライエルマッハー Friedrich Daniel Ernst Schleiermacher
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ヨーゼフ・フォン・シェリング Friedrich Wilhelm Joseph von Schelling
カール・レオンハルト・ラインホルト Karl Leonhard Reinhold
フリードリヒ・ヘルダーリン Johann Christian Friedrich Hölderlin
ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト Johann Friedrich Herbart
カール・ヴィルヘルム・フェルディナント・ゾルガー Karl Wilhelm Ferdinand Solger
アルトゥール・ショーペンハウアー Arthur Schopenhauer
晩年のショーペンハウアー。1855年(67歳)。ジュール・ルンテシュッツ画
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ Friedrich Wilhelm Nietzsche

ヘーゲル学派

観念論哲学、弁証法的論理学、止揚(しよう:Aufheben, アウフヘーベン)。アカデミーに参加することのできなかったヘーゲルが、シュライエルマハーに対抗するために設立した集団。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル Georg Wilhelm Friedrich Hegel

ヘーゲル学派(第一世代)

厳密な分類ではなく、特に中央派と右派に関しては流動的。学派の分裂を促したダーフィト・シュトラウスのほか、20世紀の哲学者カール・レーヴィットなども分類を試みている。

老ヘーゲル派・旧ヘーゲル派(右派)

政治的・宗教的に保守的な立場で、ヘーゲル哲学を墨守。ヘーゲルの主張する哲学と宗教の同一性を受容し、哲学と宗教の関係は、おなじ内容を哲学は概念、宗教は表象によって把握するものであるとした。

フィリップ・マールハイネッケ Philip Konrad Marheineke
カール・フリードリヒ・ゲッシェル Karl Friedrich Göschell
  • カール・ダウプ Karl Daub(1765 – 1836)
カール・ダウプ Karl Daub
エードゥアルト・ガンス Eduard Gans
ハインリヒ・レオ Heinrich Leo

ヘーゲル中央派(中央派)

哲学と宗教とは異なる「内容」を異なる「形式」で捉え、福音書の歴史の全否定はせず、一部は受け入れるという中間の見解を示す。

カール・ルートヴィヒ・ミヘレット Karl Ludwig Michelet
ヨハン・カール・ローゼンクランツ Johann Karl Friedrich Rosenkranz
ヨハン・エドゥアルト・エルトマン Johann Eduard Erdmann
ヴィルヘルム・ファトケ Johann Karl Wilhelm Vatke

青年ヘーゲル派(左派)

ヘーゲルの哲学に対し、政治・宗教的に急進的な考え方を持つ。福音書の中の全歴史を史実して全く受け入れるべきではないとした。

ダーフィト・シュトラウス David Friedrich Strauß
ブルーノ・バウアー Bruno Bauer
ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ Ludwig Andreas Feuerbach
マックス・シュティルナー Max Stirner
シュティルナーの人物スケッチ(エンゲルス画)
カール・マルクス Karl Marx
1875年8月24日のマルクスの写真
フリードリヒ・エンゲルス Friedrich Engels
エトガー・バウアー Edgar Bauer
エンゲルスによる風刺画。中央付近で左手を机におき、右手を上げているのがエトガー・バウアー
アルノルト・ルーゲ Arnold Ruge

ヘーゲル学派 (第二世代)

ヘーゲル学派が解体した後の19世紀後半にヘーゲルの研究に従事していた。観念論哲学研究を受け継ぎ、新ヘーゲル主義とを結ぶ大事な架け橋を担った。当時隆盛していた歴史主義的な見方との結びつきも見られた。

ルドルフ・ハイム Rudolf Haym
クーノ・フィッシャー Ernst Kuno Berthold Fischer

新ヘーゲル主義(第三世代)

19世紀末から20世紀前半において、ドイツ観念論の哲学者ヘーゲルの哲学を見直し、ヘーゲルの学説とその精神に近づこうとした一群の欧米の哲学者。新カント派に属されるべき人物もいるし、哲学他の分野にも業績のある人物や歴史学・政治学にも業績がある人物もいる。

  • バルテュス・ウィガースマン
トーマス・ヒル・グリーン Thomas Hill Green
セオドア・リット Theodor Litt
セオドア・ヘリング Theodor Lorenz Haering/Theodor Haering
  • ハンス・フライヤー Hans Freyer(1887 – 1969)
ハンス・フライヤー Hans Freyer
  • ブランド ブランシャール
  • バーナード・ボサンケット Bernard Bosanquet( 1848 – 1923)
バーナード・ボサンケット Bernard Bosanquet
フランシス・ハーバート・ブラッドリー Francis Herbert Bradley
G. J. P. J. ボーランド Gerardus Johannes Petrus Josephus Bolland
  • ジョサイア・ロイス Josiah Royce(1855 – 1916)
ジョサイア・ロイス Josiah Royce
ベネデット・クローチェ Benedetto Croce
Benedetto Croce (1931/32)
ジョヴァンニ・ジェンティーレ Giovanni Gentile
Gentile als Direktor der Scuola Normale Superiore in Pisa
ジュリアス・ビンダー Julius Binder
カール・ラーレンツ Karl Alfred Rudolf Larenz
ヨーゼフ・コーラー Josef Kohler

ヘーゲル学派 (第四世代)

戦後から現代まで引き継がれている。

弁証法的唯物論 唯物弁証法

唯物弁証法とは、弁証法的に運動する物質が精神の根源であるという考え方。弁証法的唯物論を歴史・社会へ適用したものが史的唯物論であるとみなされるか、もしくは、広義の自然弁証法と弁証法的唯物論が同一のものとされて、史的唯物論が適用されたものになる。

ヨセフ・ディーツゲン Joseph Dietzgen

科学的唯物論

唯物論の変種で、ドイツの理想主義の哲学体系設計と、社会的に支配的なキリスト教の理想主義に対する過激で大衆的な反対運動を形成した世界観。19世紀の急速な科学的および技術的発展の成功と、チャールズ・ダーウィンの進化論を結び付けた。

  • カール・フォークト August Christoph Carl Vogt(1817 – 1895)