長期の財務管理 Long-term Financial Management
概要
一般的に長期の財務管理における”長期”とは、1年以上の期間を指す。
凡そ、企業が”長期”にわたって資産を運用するために調達する資本をどのようにして管理するかの方法を問うものである。
その関心事は、
- 資本構成(負債と自己資本のバランス)
- 資本コスト(資本の調達コスト)
- 金融商品の種類の選択
にある。
金融商品は、貨幣的価値や法的な権利義務(元利金の支払いや償還に関する法的措置含む)が記載してある書類(有価証券)の形をとるものが多い。
例えば、債権、株式、先物取引、オプション取引、小切手などである。
資本構成 Capital Structure
- 外部金融
- 自己金融(内部金融)
債券 Bonds (Debt Securities)
- 支払利息 – 借入コスト/投資リターン
- 負債性証券の適正利回り The Appropriate Yield on a Debt Security
金利の期間構造とイールドカーブ The Structure of Interest Rates and the Yield Curve
イールドカーブ Yield Curve
公社債 The Bond Instrument
- 債券契約書
- 発行プロセス
- 発行価額
- 債券の種類
- デフォルトリスク
- 債券価格
- 債券の満期
- デュレーション(Duration)
株式 Stock (Equity Securities)
- 普通株式
- 優先株式
公正価値と本源的価値 The Fair Value or Intrinsic Value
- DDM
- マルチプル法
- 新株予約権の価値
金融派生商品 Derivatives
- リスクヘッジ
- 先渡取引(相対取引)
- 先物取引(市場取引)
- 為替予約
- スワップ取引
- ストックオプション
ファイナンシャルマネジメント Financial Management
上下巻で現在第10版。
上巻は、DCF法から始まり、ポートフォリオ理論、最適資本構成などが学べる。
上下巻で現在第10版。
下巻は、オプション理論から始まり、負債による資金調達、M&Aと多様な内容。
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