原価計算基準 二二(二)[前段]等価係数(インプット基準)追加しました
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チャネル(Channels) – ビジネスモデル体系

チャネル(Channels) – ビジネスモデル体系 ビジネスモデル
チャネル(Channels) – ビジネスモデル体系

チャネル Channels

世界統一プラットフォーム

「プラットフォームビジネス」は、他ベンダーが提供する製品・サービス・情報と一緒になって、初めて価値を持つ製品・サービスを提供するビジネス。「世界統一」の語は当初からグローバル市場を対象と企図されたものを意味する。

例えば、任天堂のファミコン・プラットフォームは、自社でもハードとソフトを提供したが、サードパーティに、ソフトや付属品の提供を許可・開放することで、プラットフォーム全体の魅力度を向上させている。

2サイド・プラットフォーム

提携関係を結んだ2種類のユーザー・グループに取引を促すためのインフラとルールを提供し、結びつける製品やサービス。

例えば、Adobe のPDF事業では、PDFファイルを簡便に閲覧できるリーダーを無償で広く普及させ、PDFファイルを高機能で高画質なドキュメントを作成できるライターを使用するビジネス再度から収益を得る。

コミュニティ

掲示板やSNS上などのオンラインコミュニティやユーザー会、イベントといったオフラインの場まで、さまざまなコミュニティを通して自社の製品・サービスをプロモーションするマーケティング手法。

オムニ・チャネル

従来からあった、クリック&モルタルと同じ概念。ポイントは顧客対応を一元管理すること。オンラインからリアル店舗への送客とリアル店舗からオンラインへの誘導をスムーズに行う。

顧客接点は、リアル店舗とオンラインショップのみならず、SNS・動画サイト・店員に持たせる情報端末といったデジタルネットワークにつながるもの全て。

ダイレクト

従来はバリューチェーンに存在していたチャネルをスキップして直接的に最終顧客に自社製商品・サービスを販売する。

  • メリット
    • 中間マージンを排除できるので、その分だけ低価格での提供が可能になる
    • ロングテール、カスタマイゼーションといった売り方のバリエーションを広げることができる
    • 既存の競合企業がチャネルを抱えたままだとしたら、売り方で差別化が図れる
  • デメリット
    • ECサイト、コールセンター、物流拠点など、新たな経営資源の投入が不可避である
    • チャネルの販売促進の効果との引き換え(代償)になる

例 外資保険会社、アスクル、再春館製薬所

サプライチェーン種別の再構築

❶サプライチェーンにおける自社の役割を従来のものから変更する
❷従来の製商品・サービスの業界標準だったサプライチェーンパターンを自社特有のものに切り替える

見込生産/在庫販売だったパソコンを、個別受注生産のBTOパソコンに変えたDEL(デルモデル、デル・ダイレクトモデル)

日東電工:フィルムを客先で裁断して即納

オフィスグリコ:配置薬と同じように、客先に菓子Boxを置いて、消費した分だけ請求する

マルチレベルマーケティング

商品の購入者を「販売員(ディストリビューター)」として起用し、その販売員がさらに別の人を販売員として起用することで、商品販売高と販売員が連鎖的に拡大・成長していくモデル。

法律的には「連鎖販売取引」といい、俗称として「マルチ商法」がある。
(※ ネズミ講とは法的要件が異なる)

店舗内出店

商業施設内に自ブランドのリアル店舗を出店する。出店コストを支払うことになるが、ある程度の集客が最初から見込める。

店舗内店舗(ブランチインブランチ)

複数行が合併したメガバンクなどで、経営合理化とサービス改善とを早期に実現する目的から、勘定系システム統合前に複数の支店を1か所の窓口にして行う形態。

システム統合完了後も、店舗網再整備のために実施されることも多い。

店舗内支店・支店内支店ともいわれる。

ビジネスモデル体系(概要)

ClassBlock説明
ターゲット
Target
ターゲット - ビジネスモデル体系
顧客セグメント
Customer Segments
顧客セグメント - ビジネスモデル体系
企業が関わろうとする顧客を明確にする
(顧客としないセグメントは無視する)
顧客との関係
Customer Relationships
顧客との関係 – ビジネスモデル体系
顧客獲得・顧客維持・販売拡大の3点について、
顧客とどのような関係を構築したいか
チャネル
Channels
チャネル(Channels) – ビジネスモデル体系
顧客セグメントとのコミュニケーションの方法
顧客セグメントに価値を届ける方法
バリュー
Value
バリュー - ビジネスモデル体系
価値提案
Value Propositions
価値提案 Value Propositions – ビジネスモデル体系
対象顧客に対して、企業が提供できるベネフィットの総体
顧客が必要とする製品とサービスの組み合わせ
ケイパビリティ
Capability
ケイパビリティ - ビジネスモデル体系
リソース
Key Resources
リソース(Key Resources) - ビジネスモデル体系
ビジネスモデルの実行に必要な経営資源の明確化
リソース獲得に必要な対価と収益の流れの相対的関係
主要活動
Key Activities
主要活動 - ビジネスモデル体系
価値提供するために欠かせない活動
製造・問題解決・プラットフォーム・ネットワーク
パートナー
Key Partners
パートナー(Key Partners) - ビジネスモデル体系
どのリソースをサプライヤーから得ているか
どの主要活動をパートナーが行っているか
収益モデル
Profit Models
収益モデル - ビジネスモデル体系
コスト構造
Cost Structure
コスト構造 Cost Structure – ビジネスモデル体系_v3
ビジネスモデルの運営にあたって発生する全てのコスト
収益の流れ
Revenue Streams
収益の流れ Revenue Streams – ビジネスモデル体系
企業が顧客セグメントから生み出すキャッシュフロー
顧客が支払いたいと思っている対象と望む支払方法

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