ビジネスモデルの全体像について
ビジネスの高収益化、高収益レベルの維持・発展、勝ちパターン、儲け方の定着について、「ビジネスモデルキャンバス」の基本構造を活用し、ひとつのフレームワークに落とし込もうとする意欲的・挑戦的試み。
体系化にあたり、下記について留意している。
- ビジネスモデルを構成する各要素を洗い出して端的に整理する
- 儲けの源泉、価値創造過程のメカニズムが理解できる
- ビジネスモデルと経済法・社会制度との関係を明確にする
- この体系化された整理情報を活用・組み合わせにより新たなビジネスモデルを創れる
「バベルの塔」「サグラダ・ファミリア」よろしく、完璧な完成を目指すものの、完全には至らず、侃々諤々・試行錯誤を永続していくことが運命づけらている。
ビジネスモデル体系 – Class
ビジネスモデル体系(概要)
Class | Block | 説明 |
---|---|---|
ターゲット Target | 顧客セグメント Customer Segments | 企業が関わろうとする顧客を明確にする (顧客としないセグメントは無視する) |
顧客との関係 Customer Relationships | 顧客獲得・顧客維持・販売拡大の3点について、 顧客とどのような関係を構築したいか | |
チャネル Channels | 顧客セグメントとのコミュニケーションの方法 顧客セグメントに価値を届ける方法 | |
バリュー Value | 価値提案 Value Propositions | 対象顧客に対して、企業が提供できるベネフィットの総体 顧客が必要とする製品とサービスの組み合わせ |
ケイパビリティ Capability | リソース Key Resources | ビジネスモデルの実行に必要な経営資源の明確化 リソース獲得に必要な対価と収益の流れの相対的関係 |
主要活動 Key Activities | 価値提供するために欠かせない活動 製造・問題解決・プラットフォーム・ネットワーク | |
パートナー Key Partners | どのリソースをサプライヤーから得ているか どの主要活動をパートナーが行っているか | |
収益モデル Profit Models | コスト構造 Cost Structure | ビジネスモデルの運営にあたって発生する全てのコスト |
収益の流れ Revenue Streams | 企業が顧客セグメントから生み出すキャッシュフロー 顧客が支払いたいと思っている対象と望む支払方法 |
ビジネスモデルの学び方
ビジネスモデル論を進める意義 ビジネスモデルという言葉は多くの論者や学者、コンサルタント、実務家から、様々な定義をされて世の中に紹介されている。 ここで、新たに記述的(descriptive)な定義を始める意図はない。 おそらく、広く世の中...
顧客セグメント(Customer Segments) - ビジネスモデル体系
▲ビジネスモデル体系 TOP ▲ターゲット TOP 顧客セグメント Customer Segments 市場細分化 Segmentation 細分化・セグメンテーション STP分析(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)の最初...
オフテイク契約 (Off Take Based Contract) - ビジネスモデル体系
▲ビジネスモデル体系 TOP ▲収益モデル TOP ▲プロジェクト型ビジネス TOP オフテイク契約 Off Take Based Contract プロジェクトカンパニーが何らかの製品を生産し、オフテイカーに販売する。 ※ オフテイカー:...